森林認証研究会

【FSC®森林認証(FSC®C012945)-諸塚村森林認証研究会】

21世紀の今日、環境保護の重要性は、今や多くの国々において、また個々の個人においてもよく認識されていて、地球規模で環境汚染、地球温暖化、資源の枯渇などが叫ばれ、何らかの環境に対する行動が必要であることが全世界の共通認識となっています。実際、CO2削減を始め、循環型社会への転換が人類全体に求められています。1992年のリオの地球サミットで世界的な環境マネジメント・システムEMS(Environmental Management System)合意され、その後皆さんご存知の認証システム ISO14000ができましたが、すでに世界で113か国46,000件を超える組織が認証登録されています。

 

同様に森林を守ることが、空気を、生物の生態系を、そして地球を守ることにつながることが、徐々に評価されるようになり、地球環境の保全のために森林を適正に管理することが求められています。リオ地球サミットの翌年1993年に、カナダのトロントで森林に特化した初の環境マネージメント・システムとして、FSC(R)森林認証が設立され、世界的な認証機関として活動しています。

 

日本人は昔から、森を守り、森の恵みを生かしてきた民族です。しかし、木材をはじめとした一次産業商品の市況は厳しいものが多く、それに高齢化による担い手不足が拍車をかけ、全国的に山村の森林経営はとても厳しくなってきています。諸塚村も、決して例外ではないのですが、先人達が焼畑、炭焼き、シイタケ栽培をはじめとして古の昔から森の恵みを生かして生きてきた森を維持するべく、林業立村を掲げ、徹底した森林管理を継続しきました。諸塚村では、厳しい時代の流れのなかで、今後も森林とともにあるために、適切な森林管理を続け、森を守る社会的責任を果たすための一つの選択肢として、2004年にFSC®森林認証を取得しました。諸塚村、森林組合および(一社)ウッドピア諸塚の所有林を中心に、一般林業家所有林も含めた、村ぐるみのグループ認証の取得は、日本で初めてのものです。さらに翌年の2005年には、諸塚村の「しいたけ」が、世界で初めてのFSC®森林認証を取得しました。

 

認証制度の導入で、認証材の付加価値による経済的なメリットを得ることもさることながら、先人達が築いてきた歴史ある村の森づくりが、世界標準Global Standardで評価されることで、村全体が自信を持ち、今後の森林管理や林業経営の指針を持てることになりました。

 

 

この森林認証の森が生んだ木材は、環境に優しい森づくりから生まれた、生産履歴の明確な商品です。世界的にみると、森林認証製品の採用が義務付けられる例が増えており、特に2020年の東京オリンピックで採用される木材は、原則として森林認証木材のようです。2017年には、合法木材の流通と利用の促進を図るグリーンウッド法が施行され、これらの認証木材をフェアウッドとして、積極的に推進大きな波が来ています。諸塚村では、村土の過半を占めるFSC®森林認証の森林から生まれるしいたけなどの食材をフェアフードとして、商品開発と流通促進に取り組んでいます。

森林認証制度について

諸塚村森林認証の普及促進事業

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