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21世紀は環境の世紀といわれ、地球規模で環境汚染、地球温暖化、資源の枯渇などが叫ばれ、環境に配慮した行動が全世界の共通認識となっています。先日のG8サミットでも、環境に悪影響をもたらす違法伐採対策の国際的な合意が取り付けられたほか、地球環境の保全のための森林の適正な管理を第3者が保証する森林認証制度が、世界的に広がっています。 日本人は、里山に象徴されるように昔から森を守り、森の恵みを生かしてきた民族ですが、林業不振から森林が荒廃し、台風災害、水不足など全国的に環境悪化の兆候が見られます。森林は、適正に管理し、林産物の適正な活用を図ることでその環境保全機能を維持できます。すなわち森林を守ることは公共的な活動であり、それを享受する街からの声であり、そしてそれを実行しようという山に対しその内容を担保するのが森林認証制度です。 諸塚村は、適切な森林管理を続け、森を守る社会的責任を果たすための一つの選択肢として、昨年九州で初めてFSC森林認証を取得しています。諸塚村では、先人達が焼畑、炭焼き、シイタケ栽培など、古の昔から森の恵みを生かして生きてきましたが、その森を維持するべく100年の計で林業立村を掲げ、厳しいながらも試行錯誤を続けています。特に都市との連携を深め、交流人口で活性化を図り、産直住宅事業などに取り組みを進めています。その施策の一環としての認証取得であり、村、森林組合および(財)ウッドピア諸塚の所有林を中心に、一般林業家所有林も含めた、村ぐるみでのグループ認証です。また、諸塚木材加工センターも、製品流通の認証・CoC認証を取得し、全国有数のFSC認証材製品の流通が可能になりました。更に諸塚村の森林認証の森から生まれるシイタケも村ぐるみで世界初のCoC認証取得しています。 現在国際認証であるFSC森林認証の取得地が徐々に増え、規模的にも一定の波及効果が期待できるところまできています。また、日本型森林認証SGECおよび地域材や環境指標を組み込んだ木材認証制度も広がりつつあります。しかし、一方で肝心の森を守っている林家は、もともと企業のように大規模な組織ではなく、家族経営がほとんどで、採算性の低さ、産業としての基盤の弱さから徐々に衰退し、伐採後の放棄林が広がり、また都会からの素材生産専門業者の違法すれすれの施業が山腹崩壊を誘発するなど、人災とも言えるような災害が起こる山も増えています。
これからは、環境を悪化させる施業の排除と、適正に管理された森林からの資源をユーザーが積極的に活用するエコロジーな認証製品の流通が期待されています。山が認証制度によって環境を守る山の情報開示を進め、ユーザーとの相互理解のもとで、人に身近な木材、社会に実際に使われる製品を提供する機会を得ることが鍵になります。 このフォーラムは、認証システムの実践者、そして認証システムの導入予定地等および環境を守る森づくりに関わる方たちが結集し、相互に協力し、情報交換し、ユーザーに対して強くアピールする機会とするものです。また森林資源の活用促進として通信販売やシイタケのCoCへの取り組み等の講習会も開催予定です。 他力本願ではなく、山が自ら動き、山と街が一緒に考え、新しい流通を生み出すことで、森林を守り、地球を守ろうという試みにみなさまのご賛同をいただくとともに、是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。
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